注射タイプのインフルエンザワクチンは予約不要です。直接来院いただければ接種可能です。それ以外のワクチン接種をご希望の方は予約が必要となります。予約希望の場合は電話でお問い合わせください。


インフルエンザ定期予防接種

インフルエンザワクチンの接種は予約不要です。ご希望の方は直接ご来院ください。

大田区ホームページ | 大田区高齢者インフルエンザ定期予防接種

実施期間

令和7年10月1日 ~ 令和8年1月31日

※上記期間以外での接種は、全額自己負担となりますのでご注意ください。

対象者

大田区に住民登録があり、令和7年12月31日現在、次のいずれかに該当する方

※大田区以外の東京23区に住民登録がある方も接種可能ですが区によって助成額が異なります。

  • 接種日に満65歳以上の方(64歳の方は65歳の誕生日の前日から接種可)
  • 接種日に満60歳以上65歳未満(59歳の方は60歳の誕生日の前日から接種可)で、心臓、腎臓、呼吸器の機能、またはヒト免疫不全ウイルス(HIV)による免疫の機能に障害がある方(身体障害者手帳1級をお持ちの方)

接種費用(助成額)・回数

2,500円(1人につき1回)

以下の方は自己負担額が0円となります

  • 生活保護を受給されている方
  • 中国残留邦人等支援給付を受給中の方

予防接種を受ける際は、大田区が発行した予診票が必要です。

自費接種

上記の対象者以外の方も、自費での接種が可能です。

接種費用: 3,800円

新型コロナワクチンとの同時接種について

当院ではワクチンの在庫管理の都合上、複数のワクチンは別日での接種をお願いしております。


フルミスト(鼻へ噴霧するタイプのお子さま向けのワクチン)

鼻へ噴霧するタイプのインフルエンザワクチンです。針を刺す必要がありません。

ご希望の方は予約が必要となります。予約希望の場合は電話でお問い合わせください。

対象の方は大田区の助成が利用できます。

大田区ホームページ | お子さまのインフルエンザ予防接種費用を一部助成します【任意接種】

第一三共|フルミスト点鼻液を接種される方・保護者の方へ

対象年齢

2歳〜18歳(高校3年生相当)以下

接種費用

8,800円(税込)

※大田区助成(4,000円)を利用する場合、自己負担額は4,800円となります。

接種回数

フルミスト点鼻液のワクチン接種は、1回分で完了です。左右それぞれの鼻へワクチンを噴霧すれば終了です。

接種時期について

インフルエンザは、例年12月〜3月頃に流行し、1月〜2月にピークを迎えることが多いため、12月中旬までにインフルエンザワクチンの接種を終えておくことが望まれます。


コロナウイルス感染症定期予防接種

大田区ホームページ | 大田区新型コロナウイルス感染症定期予防接種

実施期間

令和7年10月1日 ~ 令和8年1月31日

※上記期間以外での接種は、全額自己負担となりますのでご注意ください。

対象者

大田区に住民登録があり、令和8年3月31日現在、次のいずれかに該当する方

※大田区以外の東京23区に住民登録がある方も接種可能ですが区によって助成額が異なります。

  • 接種日に満65歳以上の方(64歳の方は65歳の誕生日の前日から接種可)
  • 接種日に満60歳以上65歳未満(59歳の方は60歳の誕生日の前日から接種可)で、心臓、腎臓、呼吸器の機能、またはヒト免疫不全ウイルス(HIV)による免疫の機能に障害がある方(身体障害者手帳1級をお持ちの方)

接種費用(助成額)・回数

2,500円(1人につき1回)

以下の方は自己負担額が0円となります

  • 生活保護を受給されている方
  • 中国残留邦人等支援給付を受給中の方

予防接種を受ける際は、大田区が発行した予診票が必要です。

自費接種

上記の対象者以外の方も、自費での接種が可能です。

接種費用: 16,500円

インフルエンザワクチンとの同時接種について

当院ではワクチンの在庫管理の都合上、複数のワクチンは別日での接種をお願いしております。


帯状疱疹ワクチン(令和7年度)

帯状疱疹は、体内に潜伏している水ぼうそうウイルス(水痘・帯状疱疹ウイルス)によって引き起こされる病気です。発症すると、体の片側に帯状に沿って赤い発疹や水疱が広がり、強い痛みを伴うことが多くあります。水ぼうそうと同じウイルスですが、成人の症状は子どもと比べて重症化しやすく、合併症として失明や難聴に至るケースもあります。また、帯状疱疹後神経痛(PHN)と呼ばれる後遺症により、治癒後も数ヶ月から数年にわたって痛みが続くこともあります。

大田区ホームページ | 帯状疱疹ワクチン接種(定期・任意接種)

【厚生労働省】令和7年4月からの帯状疱疹ワクチン定期接種について(PDF:402KB)

帯状疱疹ワクチン接種による認知症リスク低下

最近の複数の研究では帯状疱疹ワクチン接種により認知症発症リスクを低下させるという報告があります。

帯状疱疹ワクチンは認知症リスクを絶対リスクで1.8%有意に低下させた(相対リスクで32.7%低下).この結果は様々な解析でも一貫しており頑健であった.
JAMA 2025 Apr.23

帯状疱疹ワクチンは認知症の新規診断を20%減少させる効果があり,この効果は男性よりも女性で強かった.この研究は自然実験を利用した準実験的手法により,既存研究よりも交絡やバイアスに対して堅牢である.
Nature 2025 Mar.2

対象者

定期予防接種

  • 過去に大田区の助成を使用して帯状疱疹予防接種を受けたことがない方で、以下の年齢に該当する方
    • 令和8年3月31日時点で65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳以上の方
    • (※100歳以上の方については定期接種開始初年度に限り全員対象)
  • 60歳以上65歳未満の方で、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)による免疫機能の障害者手帳をお持ちの方(1~4級)

任意接種

  • 接種日現在、大田区に住民登録のある50歳以上の方(定期接種対象者を除く)

※大田区以外の東京23区に住民登録がある方も接種可能ですが区によって助成額が異なります。

接種費用(助成額)・回数

  1. 組換えワクチン「シングリックス」
    • 助成対象の場合:11,000円/回 × 2回まで(接種費用22,000円から助成金額11,000円を引いた差額11,000円がお支払い金額となります)
    • 自費:22,000円/回 × 2回まで
  2. 生ワクチン「ビケン」
    • 助成対象の場合:3,700円 × 1回(接種費用7,700円から助成金額4,000円を引いた差額3,700円がお支払い金額となります)
    • 自費:3,700円 × 1回

※同時に保険診療による診察を受診しない場合は診察料(1,650円)が別途発生します。

助成期間

令和8年3月31日まで

各ワクチンの特徴

組換えワクチン「シングリックス」

  • ウイルスの一部(成分)を使用したサブユニットワクチン
  • 2回接種が必要(2~6ヶ月の間隔をあけて接種)
  • 接種後の予防効果:約90%以上
  • 効果持続期間:9年以上
  • 接種対象:50歳以上の方
  • 注意事項:接種部位の痛みや腫れなど、一時的な副反応が生じることがあります

生ワクチン「ビケン」

  • 弱毒化した生きたウイルスを使用
  • 1回の接種で完了
  • 接種後の予防効果:約50~60%程度
  • 効果持続期間:約5年間
  • 接種対象:50歳以上の方
  • 注意事項:免疫不全状態の方、妊婦の方、ステロイド服用中の方などは接種できない場合があります

高齢者肺炎球菌ワクチン

肺炎球菌感染症は、肺炎球菌という細菌によって引き起こされる病気です。この菌は、主に気道の分泌物に含まれており、唾液などを通じて飛沫感染し、何らかのきっかけで進展することで、気管支炎、肺炎、肺血症などの重い合併症を起こすことがあります。
予防接種によって重症化を予防することができます。

2種類のワクチンの違い

当院ではニューモバックス(公費助成)とプレベナー(自費・任意接種)の2種類のワクチンの接種が可能です。

ニューモバックスは公費助成があり、接種後の効果は5~10年程度持続しますが、特に高齢者や基礎疾患を有する患者では数年で免疫が減弱し、臨床効果も2~5年で低下することが報告されています。そのため、5年以上の間隔を空けて再接種が推奨される場合があります。

プレベナーはより長期間の免疫持続が期待されますが公費助成がなく、自費による接種となります。

ニューモバックス(公費助成)

対象者

過去に肺炎球菌(23価)の予防接種を受けたことが無い、以下の年齢の方

●接種日現在、大田区に住民登録のある65歳の方
65歳の誕生日の前日から66歳に至るまで定期接種として接種を受けられます。
※65歳の誕生日の前日よりも前に接種した場合は助成を受けられません。
※大田区以外の東京23区に住民登録がある方も接種可能ですが区によって助成額が異なります。

●接種日現在、60歳以上64歳未満の方で、心臓、腎臓もしくは呼吸器の機能又はヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能の障害で身体障害者手帳1級をお持ちの方
現在59歳の方は、60歳の誕生日の前日から定期接種として接種を受けられます。
※60歳の誕生日の前日よりも前に接種した場合は助成を受けられません

接種費用(自己負担額)・回数

助成対象の場合:4,000円×1回のみ

自費:8,800円

※生活保護等受給者は無料 
※同時に保険診療による診察を受診しない場合は診察料(1,650円)が別途発生します。

接種期間

令和7年4月1日から令和8年3月31日まで

プレベナー(自費・任意接種)

接種費用

自費:11,000円 

※同時に保険診療による診察を受診しない場合は診察料(1,650円)が別途発生します。

接種期間

制限なし

RSワクチン(アレックスビー)

RSウイルス(RSV:Respiratory Syncytial Virus、呼吸器合胞体ウイルス)は、特に高齢者の方にとって深刻な呼吸器感染症を引き起こすウイルスです。
RSV感染症は、肺炎や気管支炎といった下気道疾患(気管より下の呼吸器の病気)を引き起こし、場合によっては入院が必要となったり、生命に関わる重篤な状態に陥ることもあります。特に毎年冬季に流行する傾向があり、高齢者や持病をお持ちの方は重症化しやすいことが知られています。

RSワクチンの効果と安全性

臨床試験で実証された優れた効果

RSVによる重篤な呼吸器疾患の予防効果:約80~90%
入院リスクの大幅な軽減
心臓や肺の持病がある方でも高い有効性を確認
施設入所中の方でも効果を実証

重症化の予防

RSウイルス感染は、高齢者の方にとって肺炎や気管支炎といった重篤な呼吸器疾患を引き起こすリスクが高く、入院や生命に関わる事態を招く可能性があります。ワクチン接種により、これらのリスクを大幅に軽減できます。

医療費負担の軽減

重症化による入院や長期治療は、医療費の大きな負担となります。ワクチン接種により、これらの費用を予防することができます。

接種をおすすめする方

強く推奨される方:60歳以上のすべての方

推奨される方:50〜59歳で重症化リスクが高い方(心臓の持病をお持ちの方、肺の病気をお持ちの方、その他の慢性疾患をお持ちの方)

接種費用

自費:27,500円 

※同時に保険診療による診察を受診しない場合は診察料(1,650円)が別途発生します。

B型肝炎ワクチン(ビームゲン)

B型肝炎ワクチン(HBVワクチン)は、B型肝炎ウイルス感染の予防に極めて有効であり、慢性肝炎、肝硬変、肝細胞癌の発症リスクを大幅に低減することが明確に示されています。ワクチン接種により、特に出生直後や乳幼児期の母子感染・早期感染を防ぐことで、慢性化率とその後の肝疾患発症率が劇的に減少します。

接種費用(自己負担額)

自費:5,500円 

※同時に保険診療による診察を受診しない場合は診察料(1,650円)が別途発生します。

接種期間

制限なし