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帯状疱疹ワクチン(令和7年度)
帯状疱疹は、体内に潜伏している水ぼうそうウイルス(水痘・帯状疱疹ウイルス)によって引き起こされる病気です。発症すると、体の片側に帯状に沿って赤い発疹や水疱が広がり、強い痛みを伴うことが多くあります。水ぼうそうと同じウイルスですが、成人の症状は子どもと比べて重症化しやすく、合併症として失明や難聴に至るケースもあります。また、帯状疱疹後神経痛(PHN)と呼ばれる後遺症により、治癒後も数ヶ月から数年にわたって痛みが続くこともあります。
【厚生労働省】令和7年4月からの帯状疱疹ワクチン定期接種について(PDF:402KB)
帯状疱疹ワクチン接種による認知症リスク低下
最近の複数の研究では帯状疱疹ワクチン接種により認知症発症リスクを低下させるという報告があります。
帯状疱疹ワクチンは認知症リスクを絶対リスクで1.8%有意に低下させた(相対リスクで32.7%低下).この結果は様々な解析でも一貫しており頑健であった.
JAMA 2025 Apr.23
帯状疱疹ワクチンは認知症の新規診断を20%減少させる効果があり,この効果は男性よりも女性で強かった.この研究は自然実験を利用した準実験的手法により,既存研究よりも交絡やバイアスに対して堅牢である.
Nature 2025 Mar.2
対象者
定期予防接種
- 過去に大田区の助成を使用して帯状疱疹予防接種を受けたことがない方で、以下の年齢に該当する方
- 令和8年3月31日時点で65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳以上の方
- (※100歳以上の方については定期接種開始初年度に限り全員対象)
- 60歳以上65歳未満の方で、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)による免疫機能の障害者手帳をお持ちの方(1~4級)
任意接種
- 接種日現在、大田区に住民登録のある50歳以上の方(定期接種対象者を除く)
※大田区以外の東京23区に住民登録がある方も接種可能ですが区によって助成額が異なります。
接種費用(助成額)・回数
- 組換えワクチン「シングリックス」
- 助成対象の場合:11,000円/回 × 2回まで(接種費用22,000円から助成金額11,000円を引いた差額11,000円がお支払い金額となります)
- 自費:22,000円/回 × 2回まで
- 生ワクチン「ビケン」
- 助成対象の場合:3,700円 × 1回(接種費用7,700円から助成金額4,000円を引いた差額3,700円がお支払い金額となります)
- 自費:3,700円 × 1回
※同時に保険診療による診察を受診しない場合は診察料(1,650円)が別途発生します。
助成期間
令和8年3月31日まで
各ワクチンの特徴
組換えワクチン「シングリックス」
- ウイルスの一部(成分)を使用したサブユニットワクチン
- 2回接種が必要(2~6ヶ月の間隔をあけて接種)
- 接種後の予防効果:約90%以上
- 効果持続期間:9年以上
- 接種対象:50歳以上の方
- 注意事項:接種部位の痛みや腫れなど、一時的な副反応が生じることがあります
生ワクチン「ビケン」
- 弱毒化した生きたウイルスを使用
- 1回の接種で完了
- 接種後の予防効果:約50~60%程度
- 効果持続期間:約5年間
- 接種対象:50歳以上の方
- 注意事項:免疫不全状態の方、妊婦の方、ステロイド服用中の方などは接種できない場合があります
高齢者肺炎球菌ワクチン
肺炎球菌感染症は、肺炎球菌という細菌によって引き起こされる病気です。この菌は、主に気道の分泌物に含まれており、唾液などを通じて飛沫感染し、何らかのきっかけで進展することで、気管支炎、肺炎、肺血症などの重い合併症を起こすことがあります。
予防接種によって重症化を予防することができます。
2種類のワクチンの違い
当院ではニューモバックス(公費助成)とプレベナー(自費・任意接種)の2種類のワクチンの接種が可能です。
ニューモバックスは公費助成があり、接種後の効果は5~10年程度持続しますが、特に高齢者や基礎疾患を有する患者では数年で免疫が減弱し、臨床効果も2~5年で低下することが報告されています。そのため、5年以上の間隔を空けて再接種が推奨される場合があります。
プレベナーはより長期間の免疫持続が期待されますが公費助成がなく、自費による接種となります。
ニューモバックス(公費助成)
対象者
過去に肺炎球菌(23価)の予防接種を受けたことが無い、以下の年齢の方
●接種日現在、大田区に住民登録のある65歳の方
※65歳の誕生日の前日から66歳に至るまで定期接種として接種を受けられます。
※65歳の誕生日の前日よりも前に接種した場合は助成を受けられません。
※大田区以外の東京23区に住民登録がある方も接種可能ですが区によって助成額が異なります。
●接種日現在、60歳以上64歳未満の方で、心臓、腎臓もしくは呼吸器の機能又はヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能の障害で身体障害者手帳1級をお持ちの方
※現在59歳の方は、60歳の誕生日の前日から定期接種として接種を受けられます。
※60歳の誕生日の前日よりも前に接種した場合は助成を受けられません
接種費用(自己負担額)・回数
助成対象の場合:4,000円×1回のみ
自費:8,800円
※生活保護等受給者は無料
※同時に保険診療による診察を受診しない場合は診察料(1,650円)が別途発生します。
接種期間
令和7年4月1日から令和8年3月31日まで
プレベナー(自費・任意接種)
接種費用
自費:11,000円
※同時に保険診療による診察を受診しない場合は診察料(1,650円)が別途発生します。
接種期間
制限なし
B型肝炎ワクチン(ビームゲン)
B型肝炎ワクチン(HBVワクチン)は、B型肝炎ウイルス感染の予防に極めて有効であり、慢性肝炎、肝硬変、肝細胞癌の発症リスクを大幅に低減することが明確に示されています。ワクチン接種により、特に出生直後や乳幼児期の母子感染・早期感染を防ぐことで、慢性化率とその後の肝疾患発症率が劇的に減少します。
接種費用(自己負担額)
自費:5,500円
※同時に保険診療による診察を受診しない場合は診察料(1,650円)が別途発生します。
接種期間
制限なし